こども庁 児童虐待対策を
統合の組織を検討 首相

子どもに関する政策を一元的に担う「こども庁」の創設をめぐり、菅総理大臣は、衆議院厚生労働委員会で、児童虐待問題など複数の省庁にまたがる対策を統合するための組織を検討していく考えを示しました。

この中で、菅総理大臣は、「こども庁」の創設に向けた考えを問われたのに対し「日本の将来を考えれば、子どもが国の宝であることは、多くの国民にも理解をいただいてることだと思う。この政策を進めていくのが政治の役割だと思っている」と述べました。

そのうえで「『こども庁』でいちばん大事なのは、やはり虐待される子どもをゼロにしなければならないという思いだ。各省庁全く縦わりになっており、子どもの視点に立って考える必要がある」と述べ、児童虐待問題など複数の省庁にまたがる対策を統合するための組織を検討していく考えを示しました。