「『ども産まない』は
勝手な考え」二階氏

少子化や人口減少の問題をめぐり、自民党の二階幹事長は、26日、東京都内で行われた講演会で、会場から、若者の結婚や出産を促すための政策に力を入れてもらいたいと求められたのに対し、次のように答えました。

「食うや食わずで、戦中戦後、そういう時代に、じゃあ『子どもを産んだら大変だから、子どもを産まないようにしようか』と、そんなことを言った人はない。このごろね、『子どもを産まない方が、幸せに送れるんじゃないか』というふうに、勝手なことを自分で考えてね」
「この国の一員として、この船に乗っているのだから、お互いに。だからやっぱり、みんなが幸せになるためには、子どももたくさん産んで、そして国も栄えていくと、発展していくという方向へ行くように、みんながしようじゃないか」
「今、今晩、メシを炊くのにお米が用意できないという家は、日本人にはないんだ。だから、こんなすばらしいというか、幸せな国はないんだから、自信持ってね、こうするというふうにしたいもんだね」

玉木氏「おっさん政党だ」

この発言に対し、国民民主党の玉木共同代表は、記者団に「おっさん政党という印象だ」と述べました。
「子どもを持たないという選択をする方、持ちたくても持てないご家庭もあると思います。特定の家族観や考え方を押しつけるというのは、時代遅れというか、時代錯誤、自民党が非常に古いなということをあらわした発言ではないか。ある女性の自民党の議員が言っていたといいますが、『おっさん政党だな』という印象ですね」