菅首相 COP議長と会談
“国際社会取り組みリード”

菅総理大臣は、地球温暖化対策の国連の会議、COP26のシャルマ議長と会談し、気候変動問題は喫緊の課題だとして、脱炭素化に向け、国際社会を主導していく考えを示しました。

菅総理大臣は、ことし11月にイギリスで開かれる地球温暖化対策の国連の会議、COP26のシャルマ議長と19日午後、総理大臣官邸で会談しました。

この中で、菅総理大臣は「気候変動問題への対応は、国際社会の喫緊の課題だ。ことし2月には、ジョンソン首相と電話会談を行い、有意義な議論を行った」と述べ、COP26や、ことしのG7サミット=主要7か国首脳会議の議長国を務めるイギリスのリーダーシップに期待を示しました。

そのうえで「日本としても、COP26の成功に向けて協力するとともに、その後を見据えて、世界の脱炭素化に向けた国際社会の取り組みをリードしていきたい」と述べました。

これに対して、シャルマ議長は「世界に冠たる経済大国の日本がリーダーシップをしっかり発揮し、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを公表したことを大変ありがたく思っている」と述べました。