温室効果ガスの削減目標
“サミットまでに明確に”

ワシントンを訪れている菅総理大臣は同行の記者団に対し、2030年に向けた温室効果ガスの削減目標について、来週22日からアメリカが主催して開かれる気候変動問題サミットまでに明確にしたいという考えを示しました。

この中で菅総理大臣は2030年に向けた温室効果ガスの削減目標について「22日に気候変動対策をアメリカが主導でやるので、それまでの間にはっきりさせたい」と述べ、今月22日からアメリカが主催して開かれる気候変動問題サミットまでに明確にしたいという考えを示しました。

そのうえで「私自身、2050年のカーボンニュートラルを宣言している責任があるので、そういう方向でしっかり対応したい」と述べました。

また、衆議院の解散・総選挙について「まずは新型コロナウイルス対策をしっかりやり遂げたいという思いで取り組んでいる。同時に10月に衆議院議員の任期が来るので、秋までの間で時間の制約はあるが、よく考えていきたい」と述べました。

一方、アメリカのバイデン大統領について「たたき上げの政治家ということで、共通点がいっぱいあり、一挙に打ち解けるというか、緊張感が全くなく会談ができた。これからもつきあい続けていけるという思いだった」と述べました。