小池都知事「東京来ないで」
都外から通勤する人は

東京都の小池知事が「可能なかぎり東京へは来ないでほしい」と呼びかけたことについて、都内に通勤する人からは、県境をまたいだ移動をしないのは難しいといった声が聞かれました。

東京都の小池知事は15日、「都外に住む人は通勤を含めてエッセンシャルワーカー以外、可能なかぎり東京へは来ないでほしい」と呼びかけました。

こうした中、16日朝、東京の品川駅前で通勤中の人に話を聞きました。

神奈川県藤沢市から通勤している54歳の会社員の男性は「きょうの電車も去年の緊急事態宣言のときなどに比べると多いと感じました。神奈川県民としては会社が東京にあって休めるような状況ではないので、東京に来るのは仕方がないです」と話していました。

川崎市から通勤している26歳の会社員の男性は「今の状況だと都外から通勤をしないのは厳しいものがある。リモートワークは会社でも推進されていてできる環境にはあるが、どうしても出てこなくてはいけないこともあります」と話していました。

横浜市から通勤している22歳の会社員の女性は「東京との行き来が多いと感じているので神奈川県などにも東京と同時に一斉に措置を適用してもよかったと思います。東京に来ないでほしいという小池知事の発言の意図はわかるが、仕事などだと来ざるをえず出勤は避けがたいので、どう行政としてそこを改善しようとしているのかと思いました」と話していました。

横浜市から通勤している51歳の会社員の男性は「仕事の業務のことはしかたがないが、プライベートで東京に来るのは控えようと思います」と話していました。