大阪府知事 聖火リレー代替
公道以外の関係者限定で検討

大阪府の吉村知事は、中止すべきだとしている大阪市での聖火リレーについて、近く、大会の組織委員会が方針を判断することになるという見通しを示したうえで、代替措置として公道以外の場所で関係者に限定する形で実施できないか、検討していることを明らかにしました。

大阪市での聖火リレーについて、吉村知事は、5日から1か月間「まん延防止等重点措置」が適用されることを踏まえ、地元として中止する考えを示しています。

これについて、吉村知事は4日、記者団に対し「できるだけ早く方針を決定し速やかに公表したい。今週7日の水曜日に、大会組織委員会が公表する予定だと聞いている」と述べ、近く、大会の組織委員会が方針を判断することになるという見通しを示しました。

そのうえで、吉村知事は「1年間準備され、さまざまな思いを持って走ろうとしていた聖火ランナーの思いは十分理解している。家族や親しい方、準備をしてきた方がいると思うので、そうした方限定で見られるような措置ができればランナーの思いはつながっていくのではないか」と述べ、代替措置として、公道以外の場所で関係者に限定する形で実施できないか、検討していることを明らかにしました。