園児にお願いした」
保育士 選挙応援手伝わせ処分

新潟県柏崎市の市立保育園の女性保育士が、今月10日に行われた新潟県知事選挙の特定の候補を応援するポスターの作成を園児に手伝わせていたとして、柏崎市は20日付けで、園長や保育士など7人を懲戒処分としました。

柏崎市によりますと、新潟県知事選挙の告示前の先月16日と17日、市立保育園の20代の女性保育士が、自分のクラスの園児に特定の候補者を応援するポスターの作成を手伝わせていたということです。

女性保育士は「子どものかわいらしい絵で応援しようと思い、園児にお願いしてしまった」などと話しているということで、柏崎市は行政の信用を著しく失墜させたとして、この女性保育士を減給10分の1、1か月とする懲戒処分としたほか、ポスター作成を手伝ったとして、ほかの3人の保育士も減給や戒告処分としました。

さらに監督責任を怠ったなどとして、保育園の園長を減給10分の1、1か月としたほか、子ども未来部長と保育課長を戒告処分としました。

柏崎市の桜井市長は「公務員としての自覚が欠如した極めて遺憾な行為で、市民の信頼を回復すべく、緊張感を持って職務にあたっていきたい」とコメントしています。