黒川元検事長略式起訴
“在職中行為 遺憾”法相

賭けマージャンをしていたとして東京高等検察庁の黒川弘務元検事長が略式起訴されたことについて、上川法務大臣は「誠に遺憾だ」と述べたうえで、職員の意識改革などに取り組む考えを示しました。

去年の緊急事態宣言の中、賭けマージャンをしていたとして刑事告発され、起訴猶予になった黒川元検事長は「起訴すべきだ」という検察審査会の議決を受けた再捜査の結果18日、賭博の罪で略式起訴されました。

上川法務大臣は記者会見で「検察官が違法行為に及ぶことはあってはならないことで、在職中の行為により起訴される事態に至ったことは誠に遺憾だ」と述べました。

そのうえで「法務・検察が組織を挙げて改革を進めるには、内部からの自発的・主体的な改革が極めて大事だ」と述べ、職員の意識改革や組織風土の改善に取り組む考えを示しました。