イラン外相に”核合意”で
建設的な対応求める 外相

茂木外務大臣は、イランのザリーフ外相と電話で会談し、アメリカのバイデン政権が、核合意への復帰をめぐってイランと協議を行う姿勢を示していることは、中東地域の緊張緩和に向けた大きな機会だとして建設的な対応を行うよう求めました。

茂木外務大臣は10日、イランのザリーフ外相とおよそ40分間電話で会談しました。

この中で茂木大臣は、アメリカのバイデン政権が、核合意への復帰をめぐってイランと協議を行う姿勢を示していることは、中東地域の緊張緩和に向けた大きな機会だとして、建設的な対応を行うよう求めました。

また、茂木大臣はイランがアメリカへの対抗措置として、IAEA=国際原子力機関による抜き打ち査察などを認める「追加議定書」の履行を停止したことなどに強い懸念を伝え、核合意を順守しIAEAと完全に協力するよう求めました。

これに対しザリーフ外相はイラン政府の立場を説明し、両外相は引き続き緊密な意見交換を継続していくことで一致しました。