総務省幹部らに別の接待報道
立民 森氏 国会で追及へ

衛星放送関連会社からの接待問題で懲戒処分を受けた総務省幹部らが、大手通信会社からも高額な接待を受けていたことが報じられ、立憲民主党の森ゆうこ参議院幹事長は、国家公務員の倫理規程に違反する可能性があるなどとして、国会で追及する考えを示しました。

衛星放送関連会社に勤める菅総理大臣の長男などからの接待問題に続き「文春オンライン」は3日、先月24日に減給の懲戒処分を受けた総務省の谷脇総務審議官や、内閣広報官を辞職した山田真貴子氏が総務審議官当時に、NTTの社長らからも高額な接待を受けていたと報じました。
これについて、立憲民主党の森ゆうこ参議院幹事長は、記者団に対し「報道が正しければ明らかに国家公務員の倫理規程に違反する大変な問題だ。総務省による調査がずさんだったことも明らかになりつつある」と指摘しました。
そして「谷脇氏のこれまでの国会答弁も虚偽だった疑いもあり、軽い処分で総務審議官にとどまっている谷脇氏は、けじめをつけなければならない。今後の国会の委員会などでしっかり追及していきたい」と述べました。
NTT「会食は事実 詳細確認中」
総務省の谷脇総務審議官や内閣広報官を辞職した山田真貴子氏が総務審議官当時に、NTTの社長らからも高額な接待を受けていたと「文春オンライン」が報じたことについて、NTTは「会食を行ったことは事実で、詳細については確認中だ」とコメントしています。