「宇宙作戦隊」訓練視察
“米と連携し強化” 防衛相

岸防衛大臣は、去年発足した自衛隊の宇宙領域の専門部隊「宇宙作戦隊」の訓練を視察し、宇宙利用の優位性を確保するためアメリカと連携しながら能力の強化に取り組む考えを示しました。

航空自衛隊の「宇宙作戦隊」は、日本の人工衛星を他国からの攻撃や妨害、宇宙ごみから守るため去年5月に発足したもので、令和5年度からの本格的な運用に向けておよそ20人の隊員が訓練を進めています。

岸防衛大臣は27日「宇宙作戦隊」が置かれている東京の航空自衛隊府中基地を訪れ、シミュレーターを使って各国の人工衛星の軌道を分析し、その後の動きを予測するなどの部隊の訓練を視察しました。

視察のあと岸大臣は記者団に対し「宇宙領域はこれから重要な分野だ。同盟関係にあるアメリカとの間でもしっかりと連携を取り、宇宙利用の優位性を確保するため能力の強化に取り組んでいく」と述べました。