愛知 宣言解除も“医療現場
負荷変わりなく厳しい”

新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言が出されている愛知県の大村知事は「医療現場に相当の負荷がかかっている状況に変わりはない」と述べ、現段階では宣言を解除するのは厳しい状況だという認識を示しました。

愛知県によりますと14日夜の時点で、新型コロナウイルスに感染して県内の医療機関に入院している患者は502人にのぼっていて、このうち重症患者は36人となっています。

こうした状況について、愛知県の大村知事は15日の記者会見で「医療現場に相当の負荷がかかっている状況に変わりはない」と述べました。

そのうえで、来月7日まで延長された緊急事態宣言について「入院患者の数をもっと抑えたうえで、宣言の解除と段階的な規制の緩和を模索したい。現段階では、なかなか厳しい状況だと申し上げざるをえない」と述べました。

また、宣言の解除を検討する際の目安となる入院患者数を質問されたのに対し「数字がどうなればというのではなく、医療現場の声を聞いて適切に判断したい。しばらくは状況を注視しないといけないのではないか」と述べました。