鳥インフル400万羽処分
千葉県 国に支援要請

千葉県内で鳥インフルエンザの発生が相次いでいることを受けて千葉県の森田知事は野上農林水産大臣と面会し、国による人員や財政面での支援を要請しました。

千葉県内では去年12月末から1か月半のうちに8件と過去に例のないペースで鳥インフルエンザの発生が相次いでいて、県で飼育されている採卵用のニワトリの3分の1が殺処分となる見通しです。

これを受けて千葉県の森田知事は8日、農林水産省を訪れ、野上農林水産大臣と面会しました。

この中で森田知事は「殺処分の対象が400万羽を超えていてゆゆしき事態だ」と述べ、国に対し殺処分に伴う人員や財政面での支援を要請しました。

これに対して野上大臣は現地に対策本部を設け8日から8日間で延べ290人の職員を派遣する方針を明らかにしたうえで「千葉県と連携して円滑な防疫措置ができるよう調整していきたい」と述べました。

森田知事は面会のあと記者団に対し「マンパワー含め緊急事態であり国の力を一層借りないといけない」と述べたうえで「養鶏業者がやる気をなくしたら困るので経済的にもなんとか応援してもらいたい」と述べ、養鶏業者への支援の必要性も強調しました。