大阪府知事 宣言解除「目安
1日の感染者300人以下」

緊急事態宣言に伴う飲食店への営業時間短縮の要請などの措置について、大阪府の吉村知事は、府民の命を守り、社会経済へのダメージを最小限に食い止めるためにも必要だとして、重ねて協力を求めました。また、宣言の解除にあたっては、府内の日々の感染者数が300人以下に減少することが1つの基準になるという認識を示しました。

政府が大阪を含む7つの府県に緊急事態宣言を出したことを受けて、大阪府は府内の飲食店に対し、14日から来月7日までの間、
▽営業時間を午後8時まで、
▽酒類の提供は午後7時までとするよう要請するなど、
宣言に伴う措置に踏み切りました。

これについて吉村知事は、記者団に対し「2月7日までの25日間で感染の急拡大を抑えたい。医療体制も非常にひっ迫し、感染が伸びきってしまえば対応も困難になる。府民の命を守るためにも、社会経済へのダメージを最小限に食い止めるためにも、厳しいお願いだが協力してほしい」と述べ、府民や事業者に重ねて協力を求めました。

また、吉村知事は宣言を解除するための基準について「安定的に『ステージ3』の状況に早くなることが1つの国の解除基準だ。大阪での1つの目安としては、1日の感染者数が300人を安定的に下回ることがめどだ」と述べ、府内の日々の感染者数が300人以下に減少することが1つの基準になるという認識を示しました。