閣議「テレビ会議にシステム
や秘密保持で課題」官房長官

緊急事態宣言を受けて加藤官房長官は、通常、週2回開かれている閣議について、去年春の宣言の期間中にテレビ会議形式で開催した結果、秘密の保持などの課題が明らかになったなどとして、当面は感染対策を講じ、通常の形で開催する考えを示しました。

この中で、加藤官房長官は、閣議について「先の緊急事態宣言の期間中は、テレビ会議形式での開催を試行したが、システムや秘密の保持などの点で課題があることが明らかになり、どのような対応が可能か検討する必要がある」と述べました。

そのうえで「当面は総理大臣の施政方針演説や、新年度予算案の国会提出など重要案件が多数あり、閣議にかけられることになっているため、通常の形をとり、消毒の徹底や換気など感染予防対策をしっかり講じたうえで対応していきたい」と述べました。

また、昨夜、緊急事態宣言の内容を記載した官報が掲示されたことに関連し、加藤官房長官は「インターネット官報が紙の官報掲示に比べて5分程度遅かったが、アップロードに要する時間など技術的なことが原因だったと承知している。デジタル化されたインターネット官報の速やかな情報提供は重要であり、早急に改善したい」と述べました。