熊本市繁華街 緊急事態宣言
以来 30日から時短要請

熊本県は新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していることから、熊本市中心部で酒類を提供する飲食店などに対し、30日から来月12日まで、営業時間を午後10時までに短縮するよう要請することを決めました。

熊本県による営業時間短縮の要請は、緊急事態宣言が出されたことし4月以来です。

これは29日開かれた熊本県の対策本部会議で決まりました。

熊本市では病床使用率が75.5%を超えるなど政府の分科会が医療提供体制に大きな支障が出るおそれがあるとする「ステージ3」に移行したとしました。

このため、熊本県は、熊本市中心部の通町筋や桜町周辺地区にある居酒屋やバー、それに接待を伴う飲食店などに対し、30日から来月12日まで、営業時間を午後10時までに短縮するよう要請することを決めました。

応じた店には一日当たり4万円の協力金を支給するということです。

熊本県による営業時間短縮の要請は、緊急事態宣言が出されたことし4月以来です。

熊本県の蒲島知事は熊本市の大西市長らと共同で記者会見し、「今が感染拡大防止の正念場で、県市一丸となり、この難局を乗り越えたい」と述べました。