桜を見る会“説明は不十分”
明細書の開示申し入れ 野党

「桜を見る会」の前日夜の懇親会をめぐる問題で、野党側は今月25日に安倍前総理大臣が国会で行った説明は不十分で、さらなる事実解明が必要だとして安倍氏の事務所に対し、ホテルが発行した明細書などを明らかにするよう申し入れました。

「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐる問題で、安倍前総理大臣は今月25日、衆参両院の議院運営委員会で過去の答弁が事実と異なっていたなどとして謝罪し各党の質疑に答えました。

これについて立憲民主党など野党側は、28日に国会内で会合を開き「安倍氏の答弁は懇親会の収支の状況があいまいで説明は不十分だ」という認識で一致しました。

そして、さらなる事実解明が必要だとして安倍氏の事務所に対し、懇親会の会場のホテルが発行した明細書と領収書を明らかにすることなどを求めるとともに、衆参両院の議院運営委員長にも開示を促すよう要請しました。

立憲民主党の黒岩国会対策委員長代理は、会合のあと記者会見で「疑念は晴れるどころか深まっている。安倍氏が今後も、しらを切るのであれば証人喚問でしっかり真相を解明しなければならない」と述べました。