中ロ爆撃機の日本周辺の
共同飛行を注視 官房長官

中国軍とロシア軍の爆撃機が22日、日本周辺の上空を共同飛行したことについて、加藤官房長官は、高い関心をもって注視するとともに引き続き領土、領空、領海を断固として守るため、警戒監視に万全を期す考えを示しました。

防衛省は、22日午前から午後にかけて、日本海から東シナ海にかけての上空を、中国軍の爆撃機4機とロシア軍の爆撃機2機が共同飛行したと発表しました。

加藤官房長官は、午前の記者会見で「航空自衛隊が戦闘機を緊急発進させて対応した。中国とロシアから事前連絡は受けていないと聞いている。中国側とロシア側に対し、それぞれ外交ルートを通じてわが国として関心の表明をした」と述べました。

そのうえで「中国側とロシア側の意図は現在、分析中で、予断をもって答えることは差し控えたいが、政府として、高い関心をもって注視している。引き続きわが国の領土、領空、領海を断固として守るための警戒監視などに万全を期したい」と述べました。