コロナワクチン ファイザー
承認申請 “最優先で審査”

アメリカの製薬大手ファイザーが、新型コロナウイルスのワクチンを国内で初めて厚生労働省に承認申請したことを受けて、田村厚生労働大臣は、安全性や有効性を早急に確認し、最優先で審査を進めていく考えを示しました。

アメリカの製薬大手ファイザーは、新型コロナウイルスのワクチンの日本国内での使用に向け、18日、国内で初めて、厚生労働省に承認を求める申請を行いました。

田村厚生労働大臣は、18日夕方、記者団に対し「3週間間隔で2回接種するという申請内容になっている。海外の治験データが添付され、国内の治験についても、来年2月までに、主要なデータが追加的に提出されると聞いている」と述べました。

そのうえで、「関係部署に最優先で迅速に審査をするよう指示を出している」と述べ、手続きを大幅に簡略化する「特例承認」の制度に基づいて審査する考えを示しました。

そして、「有効性、安全性をしっかりと審査をしたうえで、承認されればなるべく早く接種体制を整え、望む人が打てるような形にしていきたい」と強調しました。

また、副反応への懸念が出ていることについては、「副反応の報告などはしっかりと分析し、国民に情報発信していきたい」と述べました。