宮城県で新型コロナ危機宣言
「医療崩壊が危ぶまれる」

宮城県の村井知事と仙台市の郡市長、それに地元の医師会の会長がそろって記者会見し、新型コロナウイルスの感染が拡大し、医療崩壊が危ぶまれる状況だとして「宮城県新型コロナ危機宣言」を発表しました。年末年始を迎えるにあたって感染防止対策を徹底してほしいと呼びかけています。

宮城県内では今月11日に一日としては最多となる、46人の新型コロナウイルスの感染者が発表されたほか、16日も45人が発表され、今月に入ってから感染拡大に歯止めがかからない状況となっています。

こうした中、村井知事と仙台市の郡市長、それに宮城県と仙台市の医師会の会長がそろって記者会見し、医療崩壊が危ぶまれる状況だとして、「宮城県新型コロナ危機宣言」を発表しました。

宣言では初詣、初売り、成人式など年末年始の各種イベントでは密集を避けて行動するほか、帰省や旅行などの移動については、特に感染が拡大している北海道や首都圏などは慎重に判断すること、それに、忘年会や新年会などは、少人数、短時間とし、会話の際はマスクを着用することや、飲食店などの事業者には感染防止対策の徹底を求めています。

村井知事は「医療崩壊が危ぶまれる危機的な状況だ。年末年始に向けて社会全体でしっかりと対応していくことが重要で、一人一人のご協力をお願いしたい」と呼びかけました。

そのうえで「外出自粛の要請を出すギリギリの状況だということを自覚してほしい。もう少し悪くなると、そこまで踏み込まなければならない可能性がある」と述べました。

仙台市の郡市長は「年末年始は、多くの医療機関が休みになる。家族の健康を守るためにも体調管理と予防対策の徹底をお願いしたい」と述べました。

仙台市医師会の安藤健二郎会長は「ここで感染者を少なくしなければ、医療がつぶれてしまう。経験したことがない状況だ。医療を崩壊させないためにも慎重な行動をお願いしたい」と呼びかけました。