選択的夫婦別姓「原点に
返って仕切り直し」自民

「選択的夫婦別姓」をめぐり、自民党の関係部会などで意見がまとまらず、新たな「男女共同参画基本計画」の政府案の文言が修正されたことに関連し、佐藤総務会長は、改めて幅広く意見を聞いたうえで、党の考え方をまとめるべきだという認識を示しました。

「選択的夫婦別姓」をめぐる新たな「男女共同参画基本計画」の政府案の文言について、自民党は、関連する部会で議論したものの、賛成・反対双方から意見が出てまとまらず、15日、政府案を修正して「国民各層の意見などを注視しながら、さらなる検討を進める」などとする案をまとめました。

これに関連して自民党の佐藤総務会長は、16日の記者会見で「原点に返って、仕切り直して、党としてまとめることが必要ではないか」と指摘しました。

そのうえで「各議員の気持ちの中にくすぶるものがあるとすれば、全てはき出して、しっかり党としての基本的な考え方を決め、菅総理大臣に判断してもらうことが大切だ」と述べ、今後、改めて、幅広く意見を聞いたうえで、党の考え方をまとめるべきだという認識を示しました。