75歳以上医療費 泉氏
“新たな負担には反対”

75歳以上の医療費の窓口負担を2割に引き上げる政府の方針について、立憲民主党の泉政務調査会長は「コロナ禍」で受診抑制が起きている中で、新たな負担を求める措置には反対だとして、見直しを求めていく考えを示しました。

75歳以上の医療費の窓口負担を2割に引き上げる方針をめぐり、政府・与党は、10日、引き上げの対象を年収200万円以上とし、引き上げの時期を2022年10月から翌2023年3月までの年度後半とすることで合意しました。

立憲民主党の泉政務調査会長は、記者会見で「ただでさえ『コロナ禍』で、高齢者の受診抑制が起きているのが現状だ。今後の影響が非常に見えにくい中で、こうした負担増を決めるやり方には反対だ」と述べて、見直しを求めていく考えを示しました。

一方、引き上げを見送った場合、現役世代の負担軽減をどう図っていくかについて、泉氏は「公費で十分に対応可能だ」と述べ、当面は公費の支出を増やして対応していくべきだという認識を示しました。