“金もらわなくてもと伝えた
が渡された”市議証言

公職選挙法違反の罪に問われている河井克行元法務大臣の裁判で、証人として出廷した広島市議会議員は「金をもらわなくても案里議員の応援を頑張る」と元大臣に伝えたにもかかわらず、現金を渡されたと証言しました。

元法務大臣の河井克行被告(57)は、妻の案里被告(47)が初当選した去年の参議院選挙をめぐって公職選挙法違反の買収の罪に問われ、無罪を主張しています。

8日の裁判では、広島市議会の伊藤昭善議員が証人として出廷し、去年4月と6月の2回、元大臣から合わせて50万円を受け取ったことを認めました。

伊藤議員は、去年の参議院選挙では案里議員を応援すると自民党広島県連や溝手氏にも伝えていたとしたうえで、1回目の現金の受け取りについて、去年4月の市議会議員選挙の翌日に事務所を訪れた元大臣から、ジャケットの内ポケットに現金の入った封筒を入れられ「当選祝いだから納めてくれ。いろいろ案里のこともあるからね」と言われたと証言しました。

2回目は参議院選挙が近づいた去年6月、案里議員のポスターや応援ハガキなどを持って事務所を訪れた元大臣から、再び封筒を内ポケットに入れられたと説明しました。

この際「こんなことをしてもらわなくても案里さんを応援するから。頑張りますから」と断ったものの、元大臣から「いろいろお願いすることもあるから納めて」と言われ、受け取ったと証言しました。