ワクチン複数回接種は同じ
メーカーで 田村厚労相

新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、田村厚生労働大臣は複数回の接種が必要な場合でも、同じメーカーのワクチンを接種できるよう体制整備を進める考えを示しました。

新型コロナウイルスのワクチンについて、田村厚生労働大臣は3日の参議院厚生労働委員会で、「接種が2回必要な場合は、同じメーカーのワクチンを打ってもらえるような形での体制整備を考えており、安心して打ってもらえるようしっかり整備していきたい」と述べました。

また、厚生労働省の正林健康局長は「複数回接種のワクチンについて、互換性が確立していない場合には、異なるメーカーのワクチンを接種することは推奨されない。現在進行中の治験でも『異なるワクチンを接種してよい』という観点でのエビデンスはないと承知している」と述べました。

一方、若い世代のがん患者への不妊治療支援について、三原厚生労働副大臣は「卵子や精子などの凍結保存にかかる経済的支援を含めて、研究事業の検討を前向きに進めている。若いがん患者が希望を持ってがんと闘い、将来、子どもを持つことの希望をつなぐための取り組みを全国に広げたい」と述べました。