GoTo札幌発 キャンセル
対応あれば運用変更に同意

「Go Toトラベル」について、政府の分科会が感染が拡大している地域を出発する旅行も除外の対象とするよう提言していることを受け、北海道の鈴木知事は27日夜、記者団に対し、Go Toトラベルのキャンセルに伴う損失について国のサポートが行われるなら、札幌市を出発する旅行も運用の変更に同意する考えを示しました。

道は今月24日、対策本部会議を開き、札幌市で感染者が急増して国の「ステージIII」に相当する状況だとして、札幌市を目的地とする旅行を「Go Toトラベル」の対象から外し新規予約を一時停止するよう政府に申し入れ、来月15日まで対象から除外されました。

一方、政府の分科会は、感染が拡大している地域を出発する旅行も除外の対象とするよう提言しています。

鈴木知事は27日夜、記者団に対しGoToトラベルのキャンセルに伴う損失について国がサポートするなど、新たな混乱が生じないよう対応がとられるなら、札幌市を出発する旅行も運用の変更に同意する考えを示しました。

そのうえで、「札幌市を出発する旅行が停止されれば、札幌のみならず北海道全域に大きな影響がある」と述べ、国に対し、キャンセルに伴う損失の支援や観光業の事業継続を支援する給付金の創設、対象からの除外が終わった後に観光PRを行うための費用の確保などを緊急に要請したことを明らかにしました。