西村経済再生相
「この3週間が勝負だ」

新型コロナウイルス対策をめぐり、西村経済再生担当大臣は、医療体制が手薄になりがちな年末年始に重症者が増える事態を避けるため、この3週間で集中的に、飲食店への営業時間の短縮要請などの対策を強化する考えを示しました。

西村経済再生担当大臣は、記者会見で「寒くなり、より密閉し、乾燥した中で活動が行われると、感染リスクが上がる要因になる。冬に向けて、感染が拡大すれば、年末年始の医療機関の体制が弱くなりがちなところに、重症者が増え、緊迫した状況になることも想定しなければならない」と指摘しました。

そのうえで、「この3週間がまさに正念場であり、勝負だ。それぞれの地域で対策を強化していただいており、この期間で、感染拡大を抑制していきたい」と述べ、都道府県と連携し、飲食店への営業時間の短縮要請など集中的に対策を強化する考えを強調しました。

菅首相 「3密」回避など対策徹底を

菅総理大臣は26日夕方、総理大臣官邸で、西村経済再生担当大臣や赤羽国土交通大臣、田村厚生労働大臣と会談しました。

このあと、菅総理大臣は記者団に対し「きのうの分科会でも、飲食店の営業時間の短縮が極めて重要だという指摘を受けた。それを踏まえ、札幌市に加え、東京都、大阪市、名古屋市においても、飲食店の時間短縮を今週末から行うことになった。時間短縮に協力したすべての店舗に対し、国として、しっかり支援をしていきたい」と述べました。

そのうえで「きのうの分科会の提言を受け、各都道府県で早急に病床の確保に努める。感染拡大地域の保健所に派遣するための保健師などの専門職について、これまでの倍の1200人を確保した。各地の保健所にしっかり派遣して応援したい」と述べ、3大臣に対応を指示したことを明らかにしました。

そして、菅総理大臣は「分科会でも指摘されたように、この3週間が極めて重要な時期だ。国民の皆さんには、ぜひとも、マスクの着用や手洗い、3密の回避という感染拡大防止の基本的な対策にぜひ協力をいただきたい。皆さんと一緒になって、この感染拡大を何としても乗り越えていきたい」と呼びかけました。

共産 志位氏 「感染拡大は人災」 国負担で検査強化求める

共産党の志位委員長は記者会見で、今の感染状況について「医療もひっ迫するなど重大な状況になっているのに政権には危機感がなく、現状は『菅政権による人災』と言うほかない」と批判しました。

そのうえで志位氏は、国と自治体でPCR検査の費用を負担している現状を踏まえ、「医療機関などでは地方分の負担の重さから検査に二の足を踏む状況もある。国庫負担でしっかりやるべきだ」と述べ、さらなる感染拡大を防ぐため、国の財政負担を増やし、検査体制を強化するべきだという認識を示しました。

また志位氏は「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐり、「安倍前総理大臣本人に証人喚問で真相を語ってもらう必要がある。国会での虚偽答弁を正せるのは国会しかない」と述べました。