「紛れもなく第3波」
沖縄 玉城知事

沖縄県の玉城知事は記者会見で、21日からの3連休と、年末年始に向けた感染対策を全県的に強化すべきだとして、会食や家庭などでの取り組みを進めるよう呼びかけました。

この中で玉城知事は、新規感染者の1日の発表が19日、3か月ぶりに50人を超えたことについて、「さらなる感染拡大を憂慮しており、何としても早期に抑え込まなければならない。感染拡大防止を徹底しなければ医療崩壊を招くことが懸念される」と危機感を示しました。

そのうえで、会合や会食の機会が増える21日からの3連休と、年末年始に向けて、新型コロナウイルスの感染対策を全県的に強化すべきだとして、20日からの取り組みを呼びかけました。

具体的には、会合・会食の際は、隣の人と最低1メートル離れるようにするほか、会話をする時はマスクを着用するか、ハンカチなどで飛まつを抑えるよう呼びかけています。

さらに家庭内での感染対策が重要だとして、部屋の定期的な換気や手洗いを食事の前後に行うなどして、感染のリスクを下げたうえで、せきをするなどかぜのような症状がある家族と接する時はマスクを着用するよう呼びかけています。

玉城知事は「紛れもなく第3波が来ている。4月や7月のように急激に増えているわけではないが、感染者数がじわじわと増えて減っていかない。第3波だという警戒心を持っていただきたい」と述べました。