北陸新幹線の開業遅れ
「期待大きい中 遺憾」

2023年春の開業を目指してきた北陸新幹線の金沢と福井県の敦賀の区間の開業が遅れる見通しとなったことについて、赤羽国土交通大臣は13日の閣議後の記者会見で「地元の期待が大きい中で、こうした事態が生じたことは遺憾だ」と述べました。

北陸新幹線の金沢と敦賀の区間をめぐっては、11日、行われた与党の会合で、国土交通省が工事の遅れで当初より開業が1年半遅れることや、事業費が2880億円膨らむ見通しを示しました。

これについて、赤羽国土交通大臣は13日の閣議後の記者会見で「地元の期待も大きい中で、こうした事態が生じたことは遺憾だ」と述べました。

そのうえで赤羽大臣は「第三者による検証結果を踏まえて、建設工事にあたる鉄道・運輸機構とともに工期の短縮とコストの縮減に努めたい」と述べ、来月中旬までに開業時期や事業費の見通しを改めて示したいとしました。