五輪ボラに都が調査 回答の
8割「コロナ感染状況心配」

来年に延期された東京オリンピック・パラリンピックで、観客の案内などをするボランティアに都がアンケートを行ったところ、回答した人のおよそ8割が心配していることとして、新型コロナウイルスの感染状況をあげました。

アンケートは、競技会場の周辺や駅で観客などに観光や交通の案内をする「シティキャスト」を対象に都がことし8月に行い、44%余りにあたる1万3480人から回答がありました。

新型コロナウイルスの影響で延期された東京大会について「心配していること」を複数回答で尋ねたところ、「新型コロナウイルスの感染症の状況」が最も多く、79%に上りました。

このほか「大会延期による活動機運への影響」をあげる人は49.3%いました。

また、同じく複数回答で「今後の研修で詳しく知りたいこと」を尋ねたところ、76.7%の人が感染防止対策などを含む「安全安心に活動するための知識」をあげました。

一方で、「多くの観客とコミュニケーションできること」や、「東京の魅力を発信できること」を「楽しみにしている」という回答も多く寄せられています。

このほか、自由回答では「感染症対策にしっかり取り組んでほしい」とする意見が出ていて、都は専門家の助言を受けながらマニュアルを作り、具体的な対策を伝える考えです。