シートベルトの品質数値書き
換え「事実関係把握し対処」

自動車部品の大手製造メーカーが、シートベルトの品質を示す数値を書き換えて出荷していた問題について、赤羽国土交通大臣は「引き続き自動車を使用しても当面は問題はないと考えているが、事実関係を早急に把握して適切に対処していきたい」と述べました。

自動車部品の大手製造メーカー「ジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン」が滋賀県の工場で、シートベルトの耐久性など品質を示す数値を書き換えて出荷していた問題で、国土交通省はメーカーや納入先の自動車メーカーに、事実関係や安全性について調査し報告するよう求めています。

これについて赤羽国土交通大臣は、閣議のあとの記者会見で「社内検査で検査結果のデータを書き換えたと聞いている」と述べました。

また、安全性について、自動車全体としては国の保安基準の適合性が確認されたうえで出荷されていることや、これまでに異常な劣化や破損などの不具合の情報がないことから「引き続き車を使用しても当面は問題はないと考えているが、事実関係を早急に把握して、適切に対処していきたい」と述べました。