ベトナム・インドネシア訪問
を発表 首相就任後初海外に

政府は、菅総理大臣が、就任後初めての外国訪問として、18日からベトナムとインドネシアを訪れることを正式に発表しました。

これは、加藤官房長官が、閣議のあとの記者会見で明らかにしたものです。

それによりますと、菅総理大臣は、就任後初めての外国訪問として、18日から4日間の日程でベトナムとインドネシアを訪れるということです。

このうち、ベトナムでは、フック首相との首脳会談や、ASEAN=東南アジア諸国連合に関する政策スピーチを行うほか、インドネシアでは、ジョコ大統領との首脳会談で、新型コロナウイルス対策を含む幅広い分野の協力や連携の強化を確認したいとしています。

加藤官房長官は「ベトナム、インドネシアの両国との間で、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けた協力や南シナ海の問題、北朝鮮情勢への対応など、地域と国際社会の喫緊の課題について意見交換を行う予定だ」と述べました。

菅首相「平和と繁栄に貢献すること主導する」

菅総理大臣は、東京都内で講演し、18日から、就任後初めての外国訪問として訪れるベトナムとインドネシアについて、「自由で開かれたインド太平洋を実現していくうえで、不可欠の両国だ。日本がこの地域の平和と繁栄に貢献することを主導すると、国の内外にしっかり示していきたい」と述べました。

また、今月26日に召集される見通しの臨時国会で行う所信表明演説について、「何度も、私自身の思いを推こうしながら、今、文案を作っている。初心を忘れずに、特に自民党総裁選挙で約束をした、不妊治療をはじめとする子育て支援や全体の社会保障制度をしっかり実現して、国民の皆さんの期待に応えていきたい」と述べました。

さらに、菅総理大臣は、デジタル化の推進について、「新型コロナウイルスとの戦いを通じて、行政サービスや民間のデジタル化の遅れなど、さまざまな問題が浮き彫りになった。私の内閣では、規制改革を『1丁目1番地』として、経済社会を一変させる、転換期にしたい」と述べました。