小池都知事 行政手続きで
押印廃止など徹底

デジタル技術で業務を変革して効率を高める「DX=デジタルトランスフォーメーション」の推進について議論する東京都の会議が開かれ、小池知事は、都民サービスの向上に向けて行政手続きでの押印の廃止などを徹底する考えを示しました。

12日夜、オンラインで開かれた会議には、小池知事のほか、大学教授や企業経営者などが参加しました。

この中で、小池知事は、「コロナ禍においていかにデジタル化が遅れているかが浮き彫りになり改善の余地は大きい。デジタル化を一気に加速させて都民へのサービスを高めていく」と述べました。

そのうえで、▼行政手続きでの押印の廃止や▼すべての都立施設でのキャッシュレス化、▼都庁内でのファックスの大幅な削減などを徹底する考えを示しました。

一方、出席者からは、▽具体的な効果を明らかにしたうえで、いつまでに何をやるかといった目標を明確にすべきだという意見や、▽知識の習得だけでなく技術を生かして新しい仕組みを作ることができる人材の育成が重要だといった指摘が出されていました。

都は、こうした意見などを今後の取り組みに反映させることにしています。