「政府は違法行為解消を」
6人任命求める 枝野氏

日本学術会議が推薦した会員候補6人が任命されなかったことについて、立憲民主党の枝野代表は「現状の違法行為を解消することが政府の責任だ」と述べ、政府に対して6人の任命を求めていく考えを示しました。

日本学術会議をめぐっては、政府が、行政改革の観点から予算や事務局の規模の妥当性などを検証するとしている一方、野党側は、会員候補6人が任命されなかったのは「法律違反だ」などと指摘しています。

これについて、立憲民主党の枝野代表は鳥取県米子市で記者団に対し「現状の違法行為を解消することが政府の責任だ。違法状態を放置したままでは何を言っても何の説得力もない」と述べ、政府に対して6人の任命を求めていく考えを示しました。

また、枝野氏はこれに先立って講演し、次の衆議院選挙について「自民党は自由な競争を加速する方向に向かっているが、われわれは支え合う社会を目指す。次の衆議院選挙で、政権をひっくり返すというところに持って行きたい」と述べました。