任命見送り“政府 できる
かぎり説明を” 森山氏

「日本学術会議」の新たな会員候補の一部の任命が見送られたことについて自民党の森山国会対策委員長は、政府ができるかぎり説明することが重要だという認識を示しました。

自民党の森山国会対策委員長は4日午前、鹿児島県霧島市で記者団の取材に応じました。

この中で、「日本学術会議」が推薦した新たな会員候補の一部の任命を菅総理大臣が見送ったことについて、「人事のことはなかなか言えないこともあるかもしれないが、可能なところはしっかり説明することが大事だ」と述べました。

一方で、「推薦した人を全部認めることと、総理大臣の任命権との関係がどうなるのかというところは、よく議論しないといけない」と述べました。

また森山氏は今月23日を軸に調整していた臨時国会の召集は、菅総理大臣の東南アジア訪問が予定されていることから、翌週にずれ込むという見通しを示しました。

さらに今後の経済対策について、「予備費はまだかなりあるが、相当議論しなければならない」と述べ、必要に応じて今年度の第3次補正予算案の編成を検討すべきだという考えを示しました。