CSF(豚熱)発生で全国の
養豚場に衛生管理徹底を指導

野上農林水産大臣は、国内の養豚場では半年ぶりにCSF、豚熱に感染したブタが確認されたことについて、現地でのまん延防止に努める考えを示すとともに、全国の養豚場に対して衛生管理を徹底するよう指導したことを明らかにしました。

今月26日に群馬県高崎市の養豚場で死んだブタ3頭が、CSF、豚熱に感染していることが確認されました。

国内の養豚場でブタの感染が確認されるのは、ことし3月に沖縄県で確認されて以来、およそ半年ぶりで、群馬県は同じ養豚場で飼育しているすべてのブタの殺処分を進めているほか、農林水産省も職員を派遣して感染経路などを調べています。

これについて、野上農林水産大臣は29日の閣議のあとの記者会見で「半年ぶりに発生したことは残念だ。今回は、衛生管理の徹底が十分でなかったために発生したとも推察される。蔓延防止をはかることが第一で当該農場での防疫措置を強力に実施している」と述べました。

その上で、野上大臣は、全国の養豚場に対して感染の疑いのある事例が見つかった場合に早期に通報することや、衛生管理を徹底することなどを改めて指導したと明らかにしました。