「アイヌの人々が尊厳を持ち
多様な価値観共生の社会を」

アイヌ民族に関係する取り組みについて、加藤官房長官はアイヌ民族としての名誉や尊厳を持ち、多様な価値観が共生する社会を実現できるよう、菅内閣でも引き続き政策を進めていく考えを示しました。

アイヌ民族に関係する施策は、前の安倍内閣では菅総理大臣が官房長官として担当し、菅内閣では加藤官房長官が引き継ぐことになりました。

菅官房長官時代には「先住民族」と法律で初めて明記した、アイヌ施策推進法が施行され、ことし7月にはアイヌ文化の発信拠点=「ウポポイ」を整備するなど、共生社会の実現に向けた取り組みが進みました。

菅内閣での取り組みについて加藤官房長官は、午前の記者会見で「アイヌの人々が名誉・尊厳を持ち、多様な価値観が共生する活力ある共生社会の実現は、非常に重要だという認識を私も受け継いでいる。アイヌの皆様の思いに寄り添いながら、アイヌ政策を進めていきたい」と述べ、アイヌ民族への生活支援や共生社会の実現に向けて、引き続き政策を進めていく考えを示しました。