「縦割り110番もう
始まっている」河野行革相

河野行政改革担当大臣は、離任式に出席するため防衛省を訪れた際、記者団に「今までの行政改革は、コストを削減したり、そぎ落としたりするものだったが、今度は、国民や社会から見て新しい価値が生まれるような規制改革を中心にしていかないといけない。『こう思っていたが、できなかった』ということをしっかりとすくい上げていきたい」と述べました。

また、菅総理大臣から指示を受けた「縦割り110番」といった縦割り行政の弊害に関する情報を集める仕組み作りについて河野大臣は、「SNSの時代に、コールセンターで集めるということはなく、『ご意見をお寄せください』と言えばいいだけの話だ。いろいろな人が、いろいろなことを言ってきてくれているので、もう始まっているようなものだ」と述べました。

河野行政改革担当大臣は午後1時半ごろ内閣府に登庁し、集まったおよそ50人の職員に拍手で迎えられました。

そして、大臣室に入ると、安倍内閣で行政改革担当大臣を務めていた武田総務大臣や、規制改革を担当した北村前大臣からそれぞれ引き継ぎを受け、引き継ぎ書にサインしました。