公示前集会は「案里氏当選の
ための投票依頼」秘書

河井克行前法務大臣と妻の案里議員が起訴された参議院選挙をめぐる買収事件の裁判で、証人として出廷した前大臣の秘書は選挙の公示前の集会について「案里氏を当選させるための投票の依頼だと思っていた」と証言しました。

前の法務大臣の河井克行被告(57)と妻で参議院議員の案里被告(46)は、去年の参議院選挙をめぐって公職選挙法違反の買収の罪に問われ、いずれも無罪を主張しています。

東京地方裁判所で開かれた8回目の裁判では、前大臣の公設第2秘書が証人に呼ばれ、検察は参院選の公示前の集会について票の取りまとめが目的だったと立証しようと、認識を繰り返し尋ねました。

公設第2秘書は「公示前の去年3月から6月までに後援会の集まりなど合わせて4つの集会に参加したが、案里議員や克行前大臣が『参院選の応援をよろしく頼む』と呼びかけていた。投票を依頼していると思った」と述べました。