人としてもセクハラ
認定」麻生大臣 発言を修正

財務省の福田前事務次官のセクハラ問題で、麻生副総理兼財務大臣は閣議のあとの会見で「財務大臣としても個人としてもセクハラ行為を認定したと考えていただいていい」と述べ、個人的にも福田前次官のセクハラ行為を認めるという考えを示しました。

麻生副総理兼財務大臣は先週の衆議院の財務金融委員会で、財務省の福田前次官によるセクハラ行為について、麻生副総理個人としてどう思うか見解を問われ、「個人の話なので本人が『ない』と言っている以上『ある』とはなかなか言えない」と述べました。

この答弁について、記者団が15日の会見で個人としてセクハラ行為を認めていないのかとただしました。

これに対して、麻生副総理は「財務大臣としても個人としてもセクハラ行為を認定したと考えていただいていい」と述べ、個人的にも福田前次官によるセクハラ行為を認める、という考えを示し、発言を修正しました。

この問題をめぐっては、福田前次官はテレビ朝日の女性社員にセクハラ発言を繰り返していたという週刊誌の報道を否定し、裁判で争う姿勢を示していますが、財務省はセクハラ行為を認定し、福田前次官の処分を決めています。