馬県 豚の盗難相次ぎ
防犯カメラ導入を支援へ

養豚場で豚が盗まれる被害が相次いだことを受けて、群馬県は養豚業者に対し、1台2万円程度で調達した防犯カメラを1万円で提供することを決めました。

群馬県ではことし7月以降、豚が相次いで盗まれ、前橋市や伊勢崎市などで600頭以上の被害が確認されています。

このため群馬県は、県内に養豚場がある事業者を対象に防犯カメラの導入を支援することを決めました。

具体的には、県が調達した1台2万円程度の防犯カメラを1万円で、最大4台まで提供します。

県では、およそ800台を想定していて、今月末までに希望するすべての事業者に提供したいとしています。

群馬県内では、前橋市も市内に養豚場がある事業者が防犯カメラの設置などを行う場合、費用の2分の1について、10万円を上限に補助することを決めています。

山本知事は「養豚産業を守るために、市町村とも協力しながら、全力で対策に取り組んでいきたい」と話しています。