員投票省略し速やかに
新総裁決定を 自民党石原派

安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙をめぐって、自民党石原派は会合を開き、「政治空白は許されない」として、党員投票を省略し、両院議員総会で速やかに新しい総裁を決めるべきだという認識で一致しました。

安倍総理大臣の辞任表明から一夜明けた29日、自民党石原派は都内で会合を開き、石原元幹事長や森山国会対策委員長ら、所属議員6人が出席しました。

この中では、「政治空白は許されず、できるかぎり早く次のリーダーを決める必要がある」という意見が相次ぎ、党員投票を省略し、両院議員総会で速やかに新しい総裁を決めるべきだという認識で一致しました。

会合のあと、石原氏は記者団に対し、「次の総裁の任期は、安倍総理大臣の残りの任期までで、1年後には必ず党員投票を実施する総裁選挙が行われる。今回は速やかに次のリーダーを選んでいくべきだ」と述べました。

一方、みずからの対応については、「私は、かつて安倍総理大臣と総裁選挙で争って敗れた身であり、今回は立候補しない」と明言しました。