民 玉木代表 連合会長
に分党への理解求める

立憲民主党との合流協議をめぐり、国民民主党の玉木代表は、連合の神津会長と会談し、党を分ける「分党」への理解を求めました。

両党の合流協議をめぐり、国民民主党の玉木代表は11日、合流する議員としない議員とで党を分ける「分党」を行い、みずからは合流に参加しない意向を示しました。

玉木氏は12日、連合の神津会長と会談し、こうした意向を伝え、「合流する人としない人が、それぞれ道を選びやすいようにするためだ」として理解を求めました。

これに対し、神津会長は「分党に関する説明がわかりにくい。地方議員も含め、わかりやすく説明してもらいたい」と述べました。

このあと、玉木氏は記者団に「きのうの役員会では、党を分けたうえで合流することについて決は採っていないが、反対意見はなかった。分党の際は債権や債務などを分けなければならず、そのための協議体の設置も提案した」と述べました。

そして、「来週19日の両院議員総会で提案内容を明確にする必要があるので、文書にして再度、役員会にかける」と述べました。

神津会長は、記者団に対し「1つの大きな塊を追求することに価値観を持って、協議を注視してきたので、それを目指してほしいという気持ちは強くある」と述べました。

そのうえで、加盟する産業別労働組合から支援を受ける国民民主党の議員について、「今後の政策実現にも、一枚岩の対応が極めて重要だ」と述べ、できるかぎり一致して合流に参加するよう求めていく考えを示しました。

立民 枝野代表も連合会長と会談

これに先だって、立憲民主党の枝野代表も神津会長と会談し、合流した場合の新党の綱領案などについて報告したのに対し、神津会長は「合流の進展を切望している」と述べました。

枝野氏は記者団に「せっかく両党の幹事長と政務調査会長でここまで詰めて一致してきたので、できるだけ多くのみなさんで、ともに戦う構造を作っていきたいという一点だ」と述べました。

国民 山尾氏は合流に参加せず

国民民主党の山尾志桜里衆議院議員は、政策の申し入れに訪れた総理大臣官邸で、記者団に対し「政治家は理念と政策が命であり、理念と政策が一致しない大きな塊であれば、参加はできないと思っている」と述べ、合流には参加しない考えを示しました。