ロナ考慮の第2日程に
3万人余受験の意向

高校3年生が2つの日程から選んで受験できる大学入学共通テストをめぐり、文部科学省のこれまでの調査で、当初予定されていた第1日程をおよそ43万人が、新型コロナウイルスの影響も考慮し2週間あとに設定された第2日程を3万人余りが、それぞれ受験する意向を示していることが分かりました。

来年から始まる大学入学共通テストでは、新型コロナウイルスに伴う臨時休校の影響も考慮し、高校3年生は、当初予定されていた来年1月16日と17日の第1日程か、2週間後の1月30日と31日の第2日程のいずれかを選択して受験できることになっています。

萩生田文部科学大臣は、31日の記者会見で、第2日程の試験会場の確保のために、文部科学省が先月から行っている高校などへの意向調査の結果、30日の時点で、第1日程にはおよそ43万1000人、第2日程にはおよそ3万2000人が受験する意向を示していることを明らかにしました。

そのうえで、「豪雨や感染症のり患の状況によって意向は変わりうるが、受験生がどのような選択をしても不利益がないよう、試験実施に向けた必要な準備を大学入試センターと連携して進めていきたい」と述べました。

また、第2日程の試験会場について、「すべての都道府県で準備したいし、離島やへき地の受験生にも可能なかぎり配慮したものとなるようしっかり確保していきたい」と述べました。