校に備えオンライン授業
環境整備へ 文科相

学校での新型コロナウイルス対策をめぐり萩生田文部科学大臣は、全国の小学校の校長でつくる団体の代表などと意見を交わし、さらなる感染拡大で休校になった場合に備え、オンライン授業ができる環境の整備に取り組む考えを示しました。

新型コロナウイルス対策をめぐって、萩生田文部科学大臣は30日、全国連合小学校長会や全日本中学校長会など校長でつくる団体の代表と意見を交わしました。

この中で、校長側からは「夏休みに行う授業でこれまでの学習の遅れは取り戻すことができる見通しだが、さらなる感染拡大で再度休校になる場合に備え、オンライン授業ができる環境を実現してほしい」とか、「教員が消毒作業に時間を取られているので、人的支援が必要だ」といった要望が出されました。

これに対し、萩生田大臣は「児童・生徒の1人1台端末の整備を進めるとともに、専門的な知識を持った人材を配置するなどソフト面での支援もしっかり行っていきたい。消毒作業などに当たるスタッフについても予算にまだ余裕があるので対応していきたい」と述べました。

萩生田大臣は、今後も学校関係者などと意見を交わしていくことにしています。