けマージャン問題で
行政刷新会議の初会合

法務・検察行政刷新会議の初会合が開かれ、森法務大臣は「透明性や説明責任など大きな課題を克服し、法務・検察に対する信頼を再び回復しなければならない」と述べ、協力を要請しました。

法務・検察行政刷新会議は東京高等検察庁の黒川前検事長が賭けマージャンの問題で辞職したことを受けて設置され、16日、初会合が開かれました。

初会合には座長を務める早稲田大学の前の総長の鎌田薫氏のほか、元検察官や元裁判官などメンバー12人が出席しました。

森法務大臣は「法務・検察行政の透明性や説明責任、倫理の在り方など、大きな課題を克服し、国民の信頼を再び回復しなければならない」と述べ、協力を要請しました。

また「黒川前検事長の問題は個人的な不祥事ととらえてはならない」と述べ、綱紀粛正の在り方なども議論するよう求めました。

初会合のあと、鎌田座長は記者団に「議論を通じて、法務・検察自身も国民の信頼を取り戻そうとしているというメッセージが伝わるようにしたい」と述べるとともに、半年後をめどに提言をまとめたいという考えを示しました。