自由主義からの転換を
野党共闘の旗印に」志位氏

共産党の志位委員長は、東京都内で講演し、新型コロナウイルスの感染拡大を通じて、すべてを市場原理に委ねる「新自由主義」が社会を弱いものにしたことが明らかになったなどとして、「『新自由主義』からの転換を野党共闘の旗印に掲げ、『野党連合政権』への道を開きたい」と述べました。

この中で、共産党の志位委員長は、新型コロナウイルスの感染拡大に関連し、「すべてを市場原理に委ね、公的サービスを切り捨てて自己責任を押しつける『新自由主義』という疫病が世界にまん延し、社会全体をもろく、弱いものにしたことがパンデミックを通じて明らかになった」と述べました。

そして、医療費の削減によって医療体制がぜい弱となり、業務の効率化を優先してリストラを行った結果、保健所の疲弊も深刻な状況になっているとして、感染の第2波に備えるため、体制の強化が急務だと指摘しました。

そのうえで、志位氏は、「『新自由主義』からの転換を野党共闘の旗印に掲げ、共闘をさらに力強く発展させ、『野党連合政権』への道を開きたい」と述べました。