原前経済産業相を
起訴猶予 東京地検

秘書が選挙区内で香典などを渡していたとして公職選挙法違反の疑いで告発されていた菅原一秀前経済産業大臣について、東京地検特捜部は25日、起訴猶予にしました。

菅原前経済産業大臣は、去年10月、選挙区内の有権者にメロンなどの贈答品を贈ったり、秘書が香典を手渡したりしていたなどと報じられ、就任から1か月余りで大臣を辞任しました。

公職選挙法は、政治家がみずから葬儀や通夜に出席する場合を除いて選挙区内の人に香典を渡すことを禁じていて、東京地検特捜部は、公職選挙法違反の疑いで告発状が提出された菅原氏について、本人や関係者から任意で事情を聴くなどして捜査を進めていました。

その結果、特捜部は、菅原氏が去年までの2年間に選挙区内の18人に総額17万5000円相当の枕花を寄付していたほか、みずから弔問せずに選挙区内の9人に合わせて12万5000円の香典を寄付していたことを認定したうえで、起訴猶予にしました。

その理由について、特捜部は「大半のケースは菅原氏がみずから弔問しており、今回の事案は例外と位置づけられ、公職選挙法を無視、または軽視する姿勢が顕著とまでは言い難い。大臣を辞任し、記者会見で事実を認めて謝罪したことも考慮した」などと説明しています。

菅原前経済産業相「心から反省 おわび」

菅原前経済産業大臣は「告発されたことを重く受け止めるとともに、不用意に行ったことを心から反省しており、多くの皆様にご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。今後とも法令順守の上、精進してまいります」というコメントを出しました。