民 立民との合流めぐり
地方組織の幹部の意見集約へ

立憲民主党と合流するかどうかをめぐり、社民党は来月、地方組織の幹部を集め、意見集約を進めることになりました。

立憲民主党と社民党は、合流した場合の党の在り方について幹事長間で文書をまとめました。

これを受けて社民党は25日の常任幹事会で今後の議論の進め方を協議しました。

この中で、文書に「両党合流の意義」という項目が盛り込まれていることについて「合流に合意したかのような誤解を与えかねない」という指摘が出された一方、「合流した場合の話であり支障はない」といった意見も出されました。

その結果、党として、仮に合流した場合の検討結果だとする文書の位置づけをより明確にする説明を加えたうえで、それを基に、来月9日に全国11のブロックの事務局長らを集めた会議を開いて意見集約を進めることを決めました。

党は、秋にも臨時の党大会を開き、合流するかどうか結論を出したいとしています。

吉田幹事長は記者会見で「社民党を愛する人もいる。一方で今のままでいいのかと思っている人もいる。丁寧で真摯(しんし)な議論を進めたい」と述べました。