学入学共通テスト
来年予定どおり実施へ

来年から始まる「大学入学共通テスト」について文部科学省は、高校や大学の関係者らと協議した結果、予定どおり、来年1月16日から2日間の日程で実施することで了承されたことを明らかにしました。また、新型コロナウイルスの影響を考え、追試験をその2週間後に全都道府県で行い、休校で学習が遅れている場合も受験できるようにするということです。

毎年、50万人以上が受験した大学入試センター試験は、来年から新たに大学入学共通テストに切り替わります。

この共通テストについて文部科学省は17日夜、会見を開き、高校や大学の関係者らと協議した結果、予定していた来年1月16日と17日の2日間の日程で実施することで了承されたことを明らかにしました。

また、新型コロナウイルスの影響を考え、その2週間後に追試験を全国47の都道府県で実施し、休校で学習が遅れている場合も、最初から選択して出願できるようにするということです。

さらに、感染した受験生のために2月13日から2日間、もう一度、追試験を行うとしています。出題範囲については各大学に対して、科目を減らすことなどを要請するということです。

このほか、これまでAO入試と呼ばれた総合型選抜については、出願時期を2週間遅らせて9月15日からとしましたが、学校推薦型については、従来通り、11月1日からとしています。

文部科学省はこうした日程と出題範囲などについて、今月中に最終的に決定し、公表することにしています。