習の時間ほしい生徒が
追試日程を選択など柔軟に」

萩生田文部科学大臣は、来年から始まる「大学入学共通テスト」について仮に予定どおり来年1月に実施する場合でも、受験生が抱える状況に柔軟に対応していくことが重要だという考えを示しました。

大学入学共通テストをめぐっては来年1月16日から2日間の日程での実施について文部科学省の学校への調査では予備日の設定を求めたものも含めると、予定どおり行うべきだという意見がおよそ7割に上っています。

これについて萩生田文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で「仮に予定どおり実施するとなったとしても、例えば、学習の時間が少しほしいという生徒が追試の日程を選択できるようにするなど、受験生が抱えるさまざまな状況に柔軟に対応していくことが重要だ」と述べました。

そのうえで、日程について「受験生の不安を解消し、進学準備に取り組んでもらうためにも今月中に速やかに公表したい」と述べました。

さらに、萩生田大臣は各大学で実施する個別試験について「未曽有の事態の中での受験なので、出題範囲の工夫や選択問題を増やすなどといった柔軟な対応をお願いしたい」と述べました。